先日大阪で友人の木村夫妻が主催した音登夢チャリティコンサートに
行ってきました。
このヴァイオリンは東日本大震災で流れた家の松や楓の柱、板などから
造ったものだそうです。
後ろには「奇跡の一本松」の絵が描かれています。
「千の音色でつなぐ絆」命をつなぐ木魂(こだま)の会が企画したもので
このヴァイオリンを1000人の奏者に弾いてもらうというプロジェクトです。
http://sennoneiro.com/
8月にこの同じコンサートをされて、今回2回目でした。
補助席もいっぱいで、最後には舞台に椅子を出して座ってもらうという
超満員のコンサートでした。
ヴァイオリンのトップバッターは音夢登の木村直子さん
福島の南相馬市から避難してきている小学校5年生の加藤香澄さんのピアノ
木村政雄さんのチェロによる「楽しき農夫」から始まりました。
香澄ちゃんはピアノを始めてまだ2年ほどだそうですが、
とっても上手でびっくり。
才能がある子はすごいって思いました。
二人目が外薗美穂さん。チェロとピアノのトリオでベートーヴェンの「大公」
三人目が明楽香名子さん。チェロとフルートで
ハイドンの「ロンドントリオ第1番」
四人目が麻場利華さん。
アストロリコ四重奏(バンドネオン、ピアノ、コントラバス)
リベルタンゴを始めタンゴの曲を4曲。
アストロリコはアルゼンチンタンゴのオーケストラで、
音夢登さんも所属しています。
バンドネオンの門奈紀生さんは渋ーいおじ様で
アストロリコを作られた方です。
弾き方もその風貌もとってもカッコ良かったです。
麻場さんのヴァイオリンもそのタンゴならではの奏法がすばらしくうっとり。
後半は音夢登アンサンブル。
ピアノの南木優子さん、ソプラノの岡田由美子さん、フルートの平岡洋子さん
坂本龍一や葉加瀬太郎の曲や、日本の曲、
万葉集の歌にメロディーをつけた歌曲
などなどいろんなジャンルの曲を楽しめました。
圧巻は木村夫妻によるベートーヴェンの「運命」
みんなが知っているあの交響曲をたった二人で!!
いつもながらチャレンジ精神旺盛な木村夫妻です。
ヴァイオリンとチェロであの曲をこなすとはさすがです。
政雄さんの編曲の力もいつもながらあっぱれ。
何人か友人を誘って行きましたが、
みなさんとっても楽しんで下さったようです。
木村直子さんはいつもの和服アレンジの素敵なお衣装始め
何着か曲に合わせてお着替えに大忙しでした。
直ちゃんの衣装と政雄さんのネクタイの柄を合わせて
仲の良いことをアピール??
急きょお得意の「猫のセレナーデ」で仲良しー>喧嘩ー>仲直りという
表情付きでの演奏に会場を楽しませてくれました。
さすが難波の夫婦デュオです。
海外からもこのヴァイオリンを弾きたいというオファーがあるそうで、
すぐに1000人の人が奏でることになると思います。