画家掘文子さんの美術展を見に神戸御影の香雪美術館へ行きました。
堀文子さんは日本画の画家さんで色彩豊かな絵を描かれます。
若い頃の洋画から年代順に展示されていて、作風の変化が面白かったです。
何より その鮮やかな色彩には圧倒されます。
また 題材も外国の文化から、お花、風景、くらげまでほんとに多彩。
この絵は古代マヤの守護神 ケツァールです。
丁度 今度するムナイキでケツァールが出てくるので是非見たかったです。
赤と緑の色がほんとにあざやか!!
日本画に使う岩絵の具ならではの色彩ですね。
古代マヤやインカや中近東を題材にした絵もおもしろかった
最近描かれている 顕微鏡で見るミジンコや、クラゲの絵もいいですね。
90才の今なお 感動する心を持ち続けるってすばらしい!!
堀さんのエッセイからの言葉、文章がいろいろ書かれていて
それもとってもよかったので「堀文子の言葉」という本を買っちゃいました。
「私は90年もの長い間さまよって、やっと少しわかったというか。
私は自分を否定して、自分のことを劣っていると思っていましたから、
よその世界に憧れて世界中をさまよったのです。
自分は日本の生物だったと、そのことがわかるまでには
長い時間がかかりました。
見つかったかどうかは知りませんけど、
「青い鳥はよそにはいない」
ということがわかったのです。
皆さんも「青い鳥は自分のなかにいる」はずです。」
ホントに絵が好きで有名になるとかお金を儲けるとか関係なく
自由であることに命をかけ、感性のままに生きるという姿勢が
女性ならではという気がしました。