年も明けてようやくブログを再開します。

新年早々スキーで頭から転倒して膝の靭帯が伸びてしまいました。
スキーを初めて10年近いですが、こんな怪我は初めてです。
警告なのか、方向転換なのか、今回の怪我は何らかの意味があると
思いましたが、やっぱりそうでした。

音楽の翼という名前で全国で歌のレッスンや合唱セミナーをしている
堀江秀一先生のセミナーと発表会が12日13日とあって
足を引きずりながら参加してきました。
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声楽は声が楽と書く。声が楽、楽しい、気持いいが大切。
楽しむ、楽に、力を抜いて、出そうとしない、
比べないって。。etc  が先生の教え方です。

練習は何かをしながら鼻歌を歌うようにとか、
外に届けようと歌わず自分の中へ歌うとか、
がんばるさんのいない声とか。
私は先生の右脳優位の教え方がとても好きなのですが、
その指導を受けた人たちの歌を今回たくさん聞くことができて、
やっぱりそんなんだって納得しました。
とても高度な歌を歌った方々ががんばる感のない
自然な感じで歌っていらっしゃったのでいいなと思いました。

前日のセミナーでは参加者30人ぐらいが一人ずつ前に出て、
発表会で歌う歌を歌うのですが、
その歌を知っている人は邪魔をしに行きなさいってことで、
その人の後ろにずらりと並んで歌います。多い時には10人ぐらい。
それがとっても楽しくていい感じでした。
10時~16時まで昼食30分ぐらいでぶっ通し。

ずっと座っているのできっと途中で膝が痛くなって
ホテルに帰らないといけないだろうと予想していましたが、
なんとヒーリングが起こりました。
膝が曲げやすくなっていて、朝はタクシーで行ったのに、
帰りは路面電車に乗れました。

なぜヒーリングが起こったか??

みなさんのがんばる感のない歌の波動がいいのと、
とても楽しかったので脳内モルヒネが出たのかな?

発表会で同じ曲を歌う方が何人かありました。
普通の発表会ならしないと思います。
でも たぶん先生の中に比べるっていうのがないから、
それぞれの個性が出た歌って感じでよかったです。
そういう意味ですべての人の歌は
平等に価値があると思いました。

当日私はオペラ サムソンとデリラのアリアを歌いました。
前日は歌詞が途中でとんじゃって冷や汗だったのですが
当日はなんとか大丈夫でした。

今回参加した一番の目的のアルト、メゾ4人による
カルメンのハバネラが実現しました。
山梨、広島、大分と私奈良。
低音の女性はとても少ないので集まるのがめずらしいそうです。
低い声というより音の質がアルト、メゾはソプラノの人と違うそうです。
低音で「ご用心 ご用心」って歌うとすごい迫力だったみたいですよ。

同じような声が横から聞こえてくるのはうれしいものです。
ゴスペルをしていた時もあまりいなかったので。。
また 自分と同じ質の声の人を
客観的に聞くのは面白いよって言われましたが
ほんととてもいい勉強になりました。

最後の一言感想の時にみなさん 楽しかったと、
感謝の言葉を口にされました。
愛という言葉は先生も誰も使わないけど、
あの二日間は愛が自然にみんなの中から湧き上がっていたのだと思います。
ヒーラーもヒーリーもないのにヒーリングが起こるって素敵です。

禅的というか、タオ的というか、あるがままというその姿勢は
福岡正信さん、ラジネーシ、弓と禅のオイゲン ヘルゲル、
タオのプーさんなどの世界。
やっぱり私の原点はそこだし、それが好きなんだと思いましたね。