Rさんは三つの過去世を見ました。
一つ目の過去世
地面に下りる前にツタンカーメンのようなものが見えた。
また、ファラオの足元で蹴られているシーンも見た。
編み上げのサンダルを履き茶色い布の服を着た短髪で浅黒い40代の
体はボロボロの男性。
彼は石を運んでいる。
彼は文句をいって殴られたので文句を言っている。
悲しみとやり切れない思いが出る。一生これで終えるのかという感覚。
子供の頃から毎日砂にまみれて同じことをやっている。
長い棒のようなものを使って石を運び、巨大なものを作っている。
食事の場面に行ってもらうと、小屋のような家で薄いおかゆのようなものを
食べている。
妻と子供が二人いる。
いつもイライラしてまわりに毒づき、当たりちらしている。
次の場面では巨大な石の下敷きになり、下半身がつぶれた。
ちくしょうという思いと、これでこの人生から解放されるという
思いが出ている。しかし、不具になったが死ななかった。
その後、ほどなく妻に看取られて亡くなる。
その人生へのEさんの印象
タイトルをつけるとしたら「不満」
自分で人生を良くする余地がなかったといえなくはないが、
かけらでも喜びを見出そうという前向きな要素がまるでない。
この時の自分を許していない。
二つ目の過去世
水色のベルベットのドレスを着た16歳の金髪の女性。
厳格な父と母、兄と暮らしている。
次の場面ではおばあさんになっていて、馬車に乗って
黒い頭巾をかぶった未亡人。
お金の無心に甥のところへ行く。
思っているより少ないお金を渡され、これで最後だと言われる。
最後の場面では小さな部屋で一人で老衰で亡くなる。
この人生へのRさんの印象
無邪気に夢見て現実には敗れた。
この子の長所は明るく純真で世間知らず。
幸せな結婚を夢見て、物事を深く考えることがなかった。
結婚生活はごく普通で、思っていたほど幸せなわけではない。
早くに夫を亡くして生きていくすべを知らず、
回りに頼って最後までなんとか生きのびた。
最後に死ぬときは安らかな気持ち。
もう生きなくてすむという解放感を味わっています。
三つ目の過去世
王座について杓を持って王冠をかぶっている40歳ぐらいの男性。
白い上下で金色の勲章をつけ、赤い幅広の帯状のものを斜めにかけ、
髭は真っ白で厳しい目をしている。
赤いカーペットがひかれ、従者が控えている。
民が籠にパンとか果物の捧げものを持って陳情に来ている。
王様は悲しみでいっぱい。
食事の場面では若い美しい女性が目の前にいるが固い表情。
王様は何かに怒っていて、皿を投げつけている。
この女性に求婚しているがまったくなびいてくれない。
戦いが多かったので愛人のような存在はたくさんいたが、
ようやく平和になって正式に妻をめとれるようになった。
この王は身分とか家柄には興味がなく、この女性も身分的には
高貴なわけでなく、どこかの村で見染めて連れてきた。
彼は暴君ではなかったが彼女は王の前で緊張して固まっている。
彼はそれがわからず、笑顔を見せないことで怒っている。
この時初めて恋をしているが、そのことすらよくわかっていない。
力でねじ伏せることしか知らないので女性の心を
開かせることができなかった。
その後、その女性は自分のものにはならなかった。
無理強いするにはプライドが高かった。
非常に強い執着をしてしまったので、彼女の心が手に入らないなら
他のすべてを否定してしまった。
何を持っていても、何があってもうれしくない。
非常に傷ついた。
今まで思いのままに人々を動かし、戦に勝ち、手中に収めてきたのに
こんな小娘一人自分の自由にならないなら、すべてに意味がない。
絶望感と虚しさ。
持っているものは山ほどあるのに。
ふさぎこむことが多くなった。
国を治めていくことについても、野望が頂点に達していたこともあるが
人生の喜びも見いだせない。
元々戦と国を治めることに興味があったので趣味などあるわけはない。
鬱々とした日々を送った。
次の場面ではその女性が同じ村人と結婚して
赤ちゃんを抱いているのが見えた。
それを王である直接見たのかはわからない。
最後の場面では大きな寝室でベッドに寝ている。
回りに医者と看護師とおつきのものが何人かいる。
他の人と結婚したようで妻に看取られているが
かわいそうなことに愛情はなかったので、形だけのもの。
60歳ぐらい。
むずかしい顔をして、苦悩の中に息を引き取っている。
何かうちにこもってしまっている感じです。
この人生への印象
恋は盲目と言いますが、執着が己を盲目にしたと言っています。
もっと目を開いて、心を開いて彼女以外の存在に目を向けることが
できたら、明るい人生が約束までされていたのに
それすら拒否をした。
これが得られないなら意味がないという強い執着を体験した人生だった。
その2へつづく
一つ目の過去世
地面に下りる前にツタンカーメンのようなものが見えた。
また、ファラオの足元で蹴られているシーンも見た。
編み上げのサンダルを履き茶色い布の服を着た短髪で浅黒い40代の
体はボロボロの男性。
彼は石を運んでいる。
彼は文句をいって殴られたので文句を言っている。
悲しみとやり切れない思いが出る。一生これで終えるのかという感覚。
子供の頃から毎日砂にまみれて同じことをやっている。
長い棒のようなものを使って石を運び、巨大なものを作っている。
食事の場面に行ってもらうと、小屋のような家で薄いおかゆのようなものを
食べている。
妻と子供が二人いる。
いつもイライラしてまわりに毒づき、当たりちらしている。
次の場面では巨大な石の下敷きになり、下半身がつぶれた。
ちくしょうという思いと、これでこの人生から解放されるという
思いが出ている。しかし、不具になったが死ななかった。
その後、ほどなく妻に看取られて亡くなる。
その人生へのEさんの印象
タイトルをつけるとしたら「不満」
自分で人生を良くする余地がなかったといえなくはないが、
かけらでも喜びを見出そうという前向きな要素がまるでない。
この時の自分を許していない。
二つ目の過去世
水色のベルベットのドレスを着た16歳の金髪の女性。
厳格な父と母、兄と暮らしている。
次の場面ではおばあさんになっていて、馬車に乗って
黒い頭巾をかぶった未亡人。
お金の無心に甥のところへ行く。
思っているより少ないお金を渡され、これで最後だと言われる。
最後の場面では小さな部屋で一人で老衰で亡くなる。
この人生へのRさんの印象
無邪気に夢見て現実には敗れた。
この子の長所は明るく純真で世間知らず。
幸せな結婚を夢見て、物事を深く考えることがなかった。
結婚生活はごく普通で、思っていたほど幸せなわけではない。
早くに夫を亡くして生きていくすべを知らず、
回りに頼って最後までなんとか生きのびた。
最後に死ぬときは安らかな気持ち。
もう生きなくてすむという解放感を味わっています。
三つ目の過去世
王座について杓を持って王冠をかぶっている40歳ぐらいの男性。
白い上下で金色の勲章をつけ、赤い幅広の帯状のものを斜めにかけ、
髭は真っ白で厳しい目をしている。
赤いカーペットがひかれ、従者が控えている。
民が籠にパンとか果物の捧げものを持って陳情に来ている。
王様は悲しみでいっぱい。
食事の場面では若い美しい女性が目の前にいるが固い表情。
王様は何かに怒っていて、皿を投げつけている。
この女性に求婚しているがまったくなびいてくれない。
戦いが多かったので愛人のような存在はたくさんいたが、
ようやく平和になって正式に妻をめとれるようになった。
この王は身分とか家柄には興味がなく、この女性も身分的には
高貴なわけでなく、どこかの村で見染めて連れてきた。
彼は暴君ではなかったが彼女は王の前で緊張して固まっている。
彼はそれがわからず、笑顔を見せないことで怒っている。
この時初めて恋をしているが、そのことすらよくわかっていない。
力でねじ伏せることしか知らないので女性の心を
開かせることができなかった。
その後、その女性は自分のものにはならなかった。
無理強いするにはプライドが高かった。
非常に強い執着をしてしまったので、彼女の心が手に入らないなら
他のすべてを否定してしまった。
何を持っていても、何があってもうれしくない。
非常に傷ついた。
今まで思いのままに人々を動かし、戦に勝ち、手中に収めてきたのに
こんな小娘一人自分の自由にならないなら、すべてに意味がない。
絶望感と虚しさ。
持っているものは山ほどあるのに。
ふさぎこむことが多くなった。
国を治めていくことについても、野望が頂点に達していたこともあるが
人生の喜びも見いだせない。
元々戦と国を治めることに興味があったので趣味などあるわけはない。
鬱々とした日々を送った。
次の場面ではその女性が同じ村人と結婚して
赤ちゃんを抱いているのが見えた。
それを王である直接見たのかはわからない。
最後の場面では大きな寝室でベッドに寝ている。
回りに医者と看護師とおつきのものが何人かいる。
他の人と結婚したようで妻に看取られているが
かわいそうなことに愛情はなかったので、形だけのもの。
60歳ぐらい。
むずかしい顔をして、苦悩の中に息を引き取っている。
何かうちにこもってしまっている感じです。
この人生への印象
恋は盲目と言いますが、執着が己を盲目にしたと言っています。
もっと目を開いて、心を開いて彼女以外の存在に目を向けることが
できたら、明るい人生が約束までされていたのに
それすら拒否をした。
これが得られないなら意味がないという強い執着を体験した人生だった。
その2へつづく