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退行催眠のドロレス キャノンはノストラダムスや宇宙についてだけでなく
イエス・キリストに関しての本も2冊書いてあります。

これは「イエスとエッセネ派」という題名です。
エッセネ派はキリストの時代にあった死海の近くにあった宗教グループで、
何年も前に死海文書というのが発見されて
そのグループの存在が立証されましたが
その内容はあまり表に出てきていません。

この本はそのエッセネ派クムラン教団で教師をしていた
SUDDI とう人の過去生に退行した女性とのセッションから書かれています。

エッセネ派は瞑想を主体にして神と一体になり、愛のある生き方をし、
悟りをめざし、布教活動をしていました。
膨大な数の古くから伝わる知恵と知識の詰まった経典があって、
占星術、錬金術、ヒーリングにも長けていたようですし、
宇宙人やスピリットのことも知っていました。

いわゆる失われた文明 レムリアの崩壊の前に脱出したマスター達が
彼らに教えを与えたと言われています。

それは今のスピリチュアルといわれている分野と考え方なども
同じなのでびっくりしました、

ただ その後 ネットで調べるとクムラン教団について書かれた本
(そこで1年間学んだ人が書いたもの)ではかなり禁欲的で
戒律もきびしく、女性も認められていないような内容で
その退行催眠からの情報とはかなり違っていました。

もちろん 同じことをみても その人の主観が入るので
ほんとに正しいことは今の私たちにはわからないですけどね。。

教団のマスターたちは聖母マリアが救世主の母になることを知っていたので
彼女を教団の中で大切に導きました。
しかし、SUDDIは処女受胎やキリストが神であることは否定しています。

SUDDIはイキリストと従兄弟のヨハネ(バブティストヨハネ)を14歳になるまで
ユダヤ教の律法トーラを教えていました。
彼以外もたくさんのマスターたちが彼らを教えています。

また 聖母マリアの従兄弟アリマシアのヨセフはイギリスに
すずの鉱山を持っていてヨーロッパ、アジアなどで手広く貿易をしており、
その旅にキリストやヨハネ、時には聖母マリアも同行しました。
そして彼らは色々な国(たとえばエジプトやインド)のマスターたちから
教えを受けました。

キリストはマスターたちの教え方がどれもむずかしいと思い、
一般の人にもわかりやすいようにたとえ話を取り入れたそうです。

クムラン教団の教えとキリストの教えは非常に似ています。

たとえばキリストは自分も含めてすべての人が神の子であり、
キリストの行った奇跡も修行と信仰で他の人もできる。
神の国は自分の中にある。
心に思うことを正しくする。
心に思うことは波動となって影響を与える。
人はみなこの世での行動によってカルマを作り、
そのカルマを解消するために輪廻転生を繰り返す。

クムラン教団に女性がたくさんいたように
キリストの弟子も女性が多かったそうです。

弟子たちを男女のペアにして伝道に行かせることで
自分に頼るのではなく 弟子たちが自分の道を行けるようにしました。

キリストは殺されることも早くから知っていたようです。

キリスト教ではキリストはみんなの罪を背負って十字架にかけられ、
十字架にかけられることでみんなの罪は救われるといっていますが
SUDDI によると 各々の罪は各々がカルマの清算をするしかないといいます。

聖書は弟子が書いたものなのでその点ですでに主観が入るだけでなく、
のちの教会がずいぶん改ざんしたそうです。

人がすべて神の子であり、内的に高めることで神とつながるといのは
教会にとって困ることなのでしょう。

それより、人間はみな罪人なので教会で懺悔することで救われるとか、
教会で洗礼を受けなければ天国に行けないとかする方が
教会の権力が維持できるのかもしれません。

教会は初期には神の声を聞く霊媒と神父と両方がいたそうですが
その後霊媒は追い出されて、個人が神とつながる神秘派はことごとく
異端として迫害されました。
いわゆる輪廻転生の考え方も否定されそのような記述は
聖書から省かれたそうです。

これからますますいろいろなことが明るみに出てきて、
いわゆる権威が落ちていくといわれています。

何事も外に頼るのではなく内なる本当の自分というか
内なる神、内なる光につながるということが
とても大切になってくるでしょう。
それができれば何事が起こっても揺れずに平静でいられると思います。