Mさんは一年ぶりに体と仕事のことを潜在意識に聞きたくて来られました。
Mさんは仕事を持ちながら、お店の経営というダブルワークをされています。

最初の過去世は金属の甲冑を着、髭を生やした屈強な兵士で、
たくさんの兵士たちと戦いにいくところです。
彼らは徒歩ですが敵方は馬に乗っていて強そうです。
戦いの末、味方はほとんど死に、彼も腕を怪我し、
出血がひどくて亡くなります。

その人生への印象
強さと力、戦うこと、恐れないことが全て。後悔はない。
自分の信念、人生を全うし、
納得しているので疑問はない。

潜在意識が見せた意味
その時代は力が全てでした。
体を鍛え、健康であり、力を持つことで世の中をわたっていた。
生き残っていくことが人生。

二番目の過去世では海のそばの白い街並みが見える。
Mさんは男の子の赤ん坊として生まれる。
次の場面では5,6歳になっていて、お父さんは海で死んだ。
お母さんも貧しく、健康そうではない。
その後お母さんは亡くなり、誰にも助けてもらえなく、
幼くて仕事もできないので彼も飢えて亡くなる。

その人生への印象
生きるには小さすぎた。力がなく、生きるすべがなかった。
強くならなければならない。自分は力がないと思った人生。

潜在意識が見せた理由
弱い存在でした。守るものがなくて生きるすべがなかった。
その時に思ったのが、力がないものは生き残れない。
お金がないと生き残るすべがない。
力がほしい。お金が欲しい。
弱い存在は生きる価値がないという人生でした。
一度それを知る必要があった。

三番目の過去世はアラブの男性。
40代後半で、恰幅が良く、お金儲けに長けた裕福な商人。
仲間たちと豪華な食事、お酒を楽しんでいる。
奥さんは30代で存在感がない。4歳ぐらいの息子がいる。
愛情よりお金という人生を送り、80歳ぐらいで一線を退き、
体はあまり動かない状態で家にいる。
奥さんとは気持ちが離れているし、仲間もいなくなる。お金はあるけど孤独。
儲けることがすべての幸せだと思って、色々なものを犠牲にして
強引に商売してきて、今は反省している。
お金が幸せに繋がると思っていて、仲間もできたし、
家族もわかってくれていると思っていた。
でも稼げなくなると人も離れて行き、家族との絆もなくなっていたことに気づく。
お金が全てではなかった。

その人生への印象
バランスをとることが大事。
お金が力にもなるけど、心の絆を考えたことがなかった。

潜在意識が見せた理由
お金が力になる。稼ぐことが人生。家族を養うにもお金がいる。
お金はパワーにもなるし、色々なものを得ることができる。
そちらに偏りすぎて人としては絆を失った。
偏ったことで幸せを失ってしまった。そのことを知る必要があった。
極端に振れることが不幸せになる。バランスが必要。